産後に生理不順が続く原因は?
皆さん、こんにちは
三国ヶ丘鍼灸整骨院の西本です。
今回は産後に生理不順が続く、
原因は・・・
生理周期はいつまで
不規則なのかについて話します。
産後の生理不順は、ホルモンやストレス、
栄養不足などさまざまな
要因によって起こります。
①授乳による影響
授乳時に、赤ちゃんが乳頭を刺激すると、
母乳を作るホルモン「プロラクチン」の
分泌が促されます。
このプロラクチンは、
排卵を抑制する作用も持っているので、
母乳育児中は無排卵月経になります。
断乳後一ヶ月くらいで体内のプロラクチン値が
正常に戻るので、断乳から1から3ヶ月以内は
生理周期が不規則です。
②ストレス
自分でも知らない間に
ストレスが溜まってしまうと、
視床下部や脳下垂体が
影響を受けてしまいます。
生理が起こるために必要な
エストロゲンやプロゲステロンが
正常に分泌されなくなってしまいます。
③血行不良
産後は、運動不足や授乳による貧血によって、
血行不良になりやすい状態です。
血行不良になると、体温が下がり、
生理不順を引き起こします。
④子宮の回復が不完全
妊娠で大きくなった子宮は、
産後に4から6週間の期間をかけて、
徐々に元の大きさまで収縮していきます。
子宮は徐々に時間をかけて回復していくので、
生理もまだ規則的な間隔に戻っておらず、
生理不順が起こります。
⑤過度なダイエット
一日一食のみしか食べない、
特定の食べ物しか口にしないと
いった過度なダイエットは、
栄養不足に陥ってしまいます。
生命を維持するために十分な栄養が身体にないと、
生殖機能にまで栄養が回らず、
生理不順や無月経を引き起こしてしまいます。
それでは産後の生理不順には、
どう対処したらいいかを話します。
①健康的な食生活を心がける
子宮の回復や血行促進のために、
栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。
鉄分が多い牛肉、レバー、小松菜や、
女性ホルモンの分泌を促す大豆製品を取りましょう。
②こまめに睡眠をとる
睡眠によって脳を休息させることができれば、
ホルモンバランスが整い、
徐々に生理周期が規則的になっていきます。
③適度に運動する
産後の1ヶ月健診のときに、
医師に相談し許可が出れば、
運動することが出来ます。
それまでは産後の身体の回復を
目的にした「産褥体操」で血行を促進しましょう。
産後に無理なく始められる運動としては、
骨盤回りを鍛えられるヨガや
ウォーキングがおすすめです。
④ストレスを発散する
気分がリフレッシュすることで、
赤ちゃんや家族に余裕を持って
接することができます。
気持ちも安定するため、
生理周期にもいい影響が出ますよ。
産後の生理不順は、もしかして妊娠のサイン?
産後の最初の排卵で妊娠していたら、
生理がこない可能性があります。
強い眠気や吐き気、下腹部痛といった妊娠初期の
症状があり、生理がこない場合は、妊娠検査薬を
試してみましょう。
最後に産後に生理不順になっても心配しすぎないで
心身ともに健康的な生活を心がけてください。
また、こちらの記事でも
産後の生理不順について解説していますので
ぜひお読みください!
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